この記事ではOuraツールキットの新しい機能である昼寝検出を紹介します。
昼寝検出機能とは
睡眠に関するOuraの基本
昼寝検出の仕組み
留意事項
昼寝検出機能とは
昼寝検出により、日中および夜間をとおして累積したすべての睡眠が考慮されるようになりました。 これにより各個人のライフスタイルにより近い全体像を反映できるだけでなく、誰もが必ずしも等しく眠るわけではなく、また夜間のみ眠るわけではないという点をカバーします。 あらゆる睡眠が睡眠であり、リカバリーと体調を整えるる上で睡眠が果たす大きな役割から、確実にあらゆる睡眠を捉え、Ouraデータに反映するよう昼寝検出を追加しました。
定期的に昼寝をする方、または生活事情(シフト勤務、多相性睡眠パターン、育児、病気からの回復期など)。 により日中により長く眠る方にとって、昼寝検出がこれらの補足睡眠時間を記録し、睡眠とコンディションスコアに反映できるため、睡眠トラッキングの正確さが向上します。
睡眠に関するOuraの基本
Ouraは毎日午後6時から午後6時までの24時間枠(Ouraの「睡眠日」)の睡眠をトラッキングします。 これは夜12時から夜12時までを単位とする従来の暦日とは異なります。 「睡眠」または「コンディションスコア」を夜の遅すぎる時間帯に送らないよう、Ouraは睡眠をこのようにトラッキングします。
- 睡眠日の時間枠内に昼寝をした場合は、検出された昼寝を確定した後、睡眠とコンディションスコアが即時アップデートされます。
- 昼寝が午後6時以降の任意の時間に開始/終了した場合、睡眠とコンディションスコアは翌朝までアップデートされません。ただし、昼寝の睡眠分析データ(睡眠ステージ、安静時心拍数、心拍変動など)は表示されます。 スコアがアップデートされた後は、睡眠とコンディションタブやトレンドグラフにも反映されます。
検出される昼寝
Ouraが睡眠を昼寝として検出し表示するには、15分~3時間の睡眠時間で、その間に睡眠ステージが少なくとも1ステージ(浅い、深い、レム睡眠など)の状態になる必要があります。 Ouraは心拍数、動き、体表温の変化を正確にモニタリングすることで、どの睡眠ステージにあるかを判定できます。横になっている時間が15分を越えていても、身体が睡眠状態に入っていない可能性があります。 この場合、昼寝と思われる時間を休息とし、24時間心拍数のグラフ修復時間(緑)として表示されることがあります。
休息へと移るとき、身体の動きや高い心拍数が検出されると、主観的な感覚に基づいて当初想定した時点より遅く昼寝に入ったことを示す場合もあります。 Ouraが3時間以上の睡眠を検出すると、すべて最長の睡眠時間とみなし、自動的に追加します。
Ouraは昼寝の確定後にすべての睡眠とコンディションスコアのアップデートを実行する一方で、最長の睡眠時間をより重視します。 これはOuraが、人間が昼行性だという一般哲学、つまり傾向として日中に活動し、夜に眠るという考えに沿っているからです。 長い睡眠は身体の調子に関するより包括的な全体像を表すのと比較して、昼寝は同じ重要なインサイトの小片しか示しません。
昼寝検出の仕組み
1.昼寝で少なくとも15分眠った後にOuraアプリを開くと、ホームタブの上部に昼寝の確定カードが表示されます。 このカードには昼寝を取った時間および昼寝時間が記載されています。
2. 昼寝を確定すると、その昼寝により睡眠およびコンディション
スコアをどれだけ上昇させたかを示す新たなカードが表示されます。
詳細を表示を選択すると、ヒプノグラム(視覚トレース図)、各ステージでの経過時間、身体の動き、安静時心拍数、心拍変動グラフを含む睡眠分析の全容が表示されます。
確定された昼寝はアクティビティにも追加され、ホームおよびアクティビティタブの双方に表示されます
。
3. 昼寝の確定後は、睡眠とコンディション
タブからすべての睡眠セグメントやその詳細をスクロールすることができます。
留意事項
昼寝とスコア
- ほとんどの睡眠とコンディションコントリビューターは、昼寝を確定するとアップデートされます。 昼寝によりアップデートされないコントリビューターは、睡眠スコアに含まれる入眠潜時、(コンディションスコアに含まれる回復指数、アクティビティ、アクティビティバランスのみです。
- 昼寝を確定すると、昼寝の休息の質によって、睡眠スコアがプラスまたはマイナスに影響する可能性があります。 遅い時間に昼寝をすると、夜の睡眠の質が妨げられるため、睡眠スコアにマイナスの影響を与えることがあります。 昼寝中に体表温が著しく上昇した場合にも、新たな病気の兆候になるため、コンディションスコアが低下することがあります。
- 検出された昼寝を確認しない場合、自動的に休息時間や修復時間に分類され、スコアや貢献度には一切影響しないため、昼寝を確認しないまま放置しても、Ouraのデータには何の影響もありません。
- 現在のところ、Oura on the Webで昼寝検出のデータを利用することはできませんが、今後利用可能になるよう取り組んでいます
。
昼寝のヒント
- 昼寝を日常的に取り入れる場合は、それがどのような方法であるにせよ、規則的な睡眠サイクルを乱さないようにすることをお勧めします。 これは、良質で十分な睡眠を得るには一貫した睡眠パターンを維持することが鍵だからです。
最後に、知っておくと便利な事柄
- 現時点では、昼寝に次の変更を行うことができません。 (1) 手動で変更、(2) 未確認のまま次の睡眠日に追加、(3) 一度確認したものを削除