コンディションスコアは9項目のコントリビューターのデータを使用して、翌日のコンディションがどれだけ整っているかを示します。
コンディションコントリビューターは、あなた個人の平均に基づいています。 Ouraアプリが以下に記載されている各コントリビューターの平均値を学習するのに最長で2週間かかります。 平均範囲が確立されると、それと比較して日々の測定値が評価されます。
留意事項:「長期」とは、過去2か月間にわたって収集された個人データを指します。
安静時心拍数
心拍変動バランス
体表温
回復指数
睡眠
睡眠バランス
睡眠規則性
前日のアクティビティ
アクティビティバランス
コンディションスコアとコントリビューターの評価
その他の情報
安静時心拍数
安静時心拍数コントリビューターは、前夜の最も低い心拍数と長期の平均心拍数を比較します。
正常とされる安静時心拍数の平均は、1分間に40~100BPMです。 安静時心拍数のコントリビュータースコアは、安静時心拍数が普段の平均値より3~5 BPM高い、あるいは10~15 BPM低い場合、下がることがあります。
夜間の心拍数が通常より高い場合や、目立って低い場合、ストレスや病気の兆候である可能性があります。 深夜の食事、カフェイン、アルコール、または就寝時刻前の運動も、安静時心拍数が高くなる原因となります。
心拍変動バランス
心拍変動(HRV)バランスは過去14日間のHRV平均を長期*平均と比較しますが、過去2~3日間のデータにより比重を置きます。
HRVバランスはストレスや回復の尺度で、オーバートレーニングや病気など長引くストレスによるマイナスの影響、または回復に基づいたアクティビティや休息などプラスの影響を示します。
HRVバランスに関するインサイトは随時ホームタブに表示され、高強度や低強度のアクティビティを行うのに適した日、またはアクティビティを控えた方が良い日をお知らせします。 これらのアドバイスを参考にすることで、現在のHRVバランススコアを向上させたり、または活用したりすることができます。
*このコントリビューターは、[傾向]に表示されるHRV評価(注意、適切、良好、最適)とは異なります。傾向のHRV評価は、長期の平均と比較した過去7日間のHRV平均です。
体表温
このコントリビューターは、前夜の体表温の変化を、長期的な夜間の平均体表温と比較します。
長期平均では、35.5~37.4℃(95.9~99.3F°)の間が正常とみなされます。 体表温の日々の変動は一般的なものですが、ご自身の平均の範囲を超えるとコンディションスコアが低下します。 体表温の大きな変化は、病気、妊娠、または月経周期の変化を表している可能性があります。
詳細は体表温についての記事をご覧ください。
回復指数
回復指数は、安静時心拍数(RHR)が安定してからの睡眠時間を指します。 RHRが夜間の最も低い心拍数から一貫して3 BPM以内になると、心拍数が安定したとみなします。
心拍数が最小値に達した後に6時間以上の睡眠を取ると、コンディションスコアの向上につながります。そのため、夜の前半にRHRが最も低くなるようにするのが効果的です。
心拍数が一貫して夜の後半に最も低くなる場合は、深夜の食事、カフェイン、アルコール、または就寝時刻前の運動を避けるようにしてください。
睡眠
睡眠コントリビューターは、過去24 時間の合計睡眠(確定された昼寝を含む)をベースラインと比較します。 これは短期的な睡眠を測る指標であるのに対し、睡眠バランスコントリビューターは長期的な睡眠を測る指標となります。 こちらの記事では、睡眠スコアを上げるためのヒントを紹介しています。
睡眠バランス
このコントリビューターは、過去2週間の睡眠時間を測定します。過去2~3日の睡眠により比重を置き、睡眠負債がどの程度あるかの指標となります。 これは長期睡眠を測定する指標であるのに対し、睡眠コントリビューターは短期睡眠を測る指標となります
睡眠時間が通常よりも少ない場合、または同年齢の推奨平均より少ない場合、睡眠バランススコアが低下します。米国睡眠医学会は、成人の場合は1日に平均7~9時間の睡眠を推奨しています。
睡眠規則性
睡眠規則性コントリビューターは、過去2週間における就寝時刻と起床時刻がどのくらい一定であったかを測定します。 睡眠規則性は昼寝の影響を受けません。
スコアが「適切」または「注意」に下がった場合は、守りやすい起床時刻を見つけ、それに応じて就寝時刻を調整しましょう。 それが難しい場合は、ほとんどの日に十分な睡眠を取るようにしましょう。
前日のアクティビティ
「前日のアクティビティ」は、前日のアクティビティ時間と体を動かさなかった不活動時間のすべてを測定し、あなたの長期平均および推奨される1日の活動量と比較します。
前日に体をあまり動かさなかった場合、コンディションスコアは低下します。 日々の不活動時間が毎日5~8時間以下であれば、アクティビティスコアとコンディションスコアにプラスの影響があります。 激しい運動によって体に過度な負担がかかると、このコントリビューターも低下します。 これは、翌日を回復に充てるかどうかの指標になります。
アクティビティバランス
アクティビティバランスは、過去14日間の平均アクティビティレベル(過去2~3日間に加重)と過去2か月の長期的なアクティビティレベルを比較します。
アクティビティバランスのスコアが低い場合は、トレーニングによる過負荷または運動不足を示しています。 低強度、中強度、高強度のアクティビティをバランスよく行うことを目標にしましょう。
コンディションスコアとコントリビューターの評価
コンディション、アクティビティ、睡眠のスコア、および、それぞれのコントリビューターは0~100で評価されます。
- 85~100:最適
- 70~84:良好
- 60~69:適切
- 0~59:要注意
85以上の場合は、何か新しいことにチャレンジしてみるのもよいでしょう。 スコアが70未満の場合は休息を優先し、該当領域の回復を目指しましょう。
コンディションスコアとコントリビューターの詳細については、ブログをご覧ください。