「日中のストレス」機能を使うと、起きている間の生理的ストレスをトラッキングし、ストレスをより効率的に理解、管理、解消できるようになります。この機能は、第2世代以前のモデルではご利用いただけません。
「日中のストレス」とは
「日中のストレス」機能の仕組み
留意事項
その他の情報
「日中のストレス」とは
ストレスは、内的刺激および外的刺激に対する身体の自然な反応であり、本質的には良いものでも悪いものでもありません。ストレスは誰もが感じるものですが、その原因にはかなりの個人差があります。仕事、時差ぼけ、社会的交流、コーヒーなどの刺激物といった要因はすべて、身体にストレスを与える可能性があります。
「日中のストレス」機能は、1日を通して心拍数、心拍変動(HRV)、運動量、平均体表温を測定し、生理的ストレスに関する継続的なインサイトを提供します。 測定されたストレスは、そのレベルによって4つに分類されます。
- ストレス:ストレスレベルが最も高い状態。一般的で正常な状態ではありますが、身体が「修復時間」を必要としている兆候です。
- 上昇:ストレスの兆候がいくつかみられますが、生産性には良い影響を与える可能性があります。
- リラックス:身体がストレス状態を脱し、緩やかな回復状態にあります。
- 回復:身体はとても穏やかな状態にあり、充電中です。
「日中のストレス」機能の仕組み
「日中のストレス」機能は、生理学的なストレス反応を測定します。これには身体的・精神的な反応や、さまざまな内的・外的要因への適応が含まれます。内的要因には、例えば、睡眠不足や病気があります。外的要因には、仕事関連のストレス、アルコール、社会活動などが含まれます。
日中のストレスに関する情報は毎日ホームカードに表示され、ストレスグラフはリアルタイムで更新されます。ストレスグラフは色分けされているため、現在または最新の状態を一目で把握することができます。覚醒している状態でOura Ringを装着し、あまり活動していないときに、15分ごとに更新されます。「日中のストレス」の測定結果を表示するには、5日分のデータが必要です。
心拍変動は、ストレス要因への適応を調節する自律神経系の活動を反映します。「日中のストレス」機能は、心拍変動などの測定値を、パーソナライズされたベースラインと比較して検証します。データが利用可能である限り、ベースラインは毎日新しいデータを加味して調整されます。
心拍変動とストレスの詳細については、HRVとストレス:HRVで知るメンタルヘルス(英語)をご覧ください
ストレスの背景
ホームカードをタップして、追加の情報が書かれた詳細表示を表示できます。この詳細表示には、「毎日の動き」と「タグとアクティビティ」の2つのトグルがあります。トグルを切り替えると、毎日のストレスグラフにこれらの情報が重なって表示され、アクティビティとストレスの関係の背景となる追加情報になります。
毎日の動きのグラフは、アクティビティ画面の動きのグラフと同じです。生理学的なストレス状態および回復状態を測定できるのは運動量がゼロか少ない時間帯のみであるため、運動中に「日中のストレス」機能を利用することはできません。
タグとアクティビティは、グラフのタイムライン上にマークされます。タグをタップするとグラフ上でハイライトされます。日中のストレス画面から直接タグを追加することもできます。
インサイトメッセージの下には、その日に「ストレスを受けた時間」と「回復時間」の合計が表示されます。いずれかをタップすると、傾向の該当する指標のグラフに移動します。
ストレスグラフに現れるデータの欠損
日中のストレスは、起きている時間帯に限って分析されます。 起床後2時間が経つと、Ouraアプリのホーム画面にストレスに関するインサイトが表示され始め、1日を通じてさまざまなインサイトを確認できます。夕方には1日の概要が表示され、スクロールバックして過去数日間のインサイトを確認することもできます。
日中のストレスを示すグラフのデータが一部欠けている場合、次の理由が考えられます。
- ワークアウトなどの運動中は、ストレスは測定されません。運動時間が終了すると、その影響がストレスグラフに表示されます。
- 睡眠中は、ストレスは測定されません。
- 長期間Oura Ringを着用していなかった場合、ストレスは測定されません。
- Oura Ringが指にフィットしておらず、心拍数を測定できない場合は、ストレスは測定されません。
- 指が冷えていると、信号障害の原因になります。
留意事項
- 心臓疾患や神経変性疾患、またはペースメーカーを使用している場合、「日中のストレス」の測定結果は適切ではない可能性があります。
- 日中のストレスのベースラインを確定するため、昼夜を問わずOura Ringを着用する必要があります。
- 「日中のストレス」機能では、ストレス要因が何であるかを知ることはできません。要因が身体的であるか精神的であるかにかかわらず、身体は生理学的に同じように反応するためです。 Reflections(リンク先は英語)を使って1日の過ごし方を振り返り、傾向ビューにタグを追加・表示することで、日々の行動をトラッキングすることもできます。