健康レーダーでは、心血管、呼吸器、および身体的負荷に関する主要な生体信号の情報が1つのダッシュボードに集約されるため、時間の経過に伴う健康パターンの有意な変化を把握することができます。
健康レーダーは、2026年6月16日より、米国、インド、アラブ首長国連邦の対象となるメンバーに、順次展開されます。
- Gen3以降のモデル(有効なメンバーシップが必要)
- iOS
- Android
注意:この機能はGen2以前のモデルでは利用できません。
この機能は現在、英語のみでご利用いただけます。ご利用になる場合は、スマートフォンの言語を英語に設定してください。
健康レーダーの仕組み
健康レーダーは、長期的な心臓や呼吸のパターンに加え、短期的な負荷の兆候もモニタリングします。これは、重要な変化を早期に察知し、医療従事者に相談した方が良いタイミングをお知らせするために設計されています。注目すべきパターンがあれば、[今日]タブに表示されます。健康レーダーがリスクの兆候を検知した場合、関連する「私の健康状態」の領域(たとえば、心臓の健康)の評価に上限が設けられることがあります。
健康レーダーは、身長、体重、先天的性別に基づいて、個人用にカスタマイズされています。最も正確な結果を得るために、プロフィールが最新の状態になっていることを確認してください。
健康レーダーは、[私の健康状態]タブ、またはメニューからアクセスできます。
健康レーダーは、いかなる疾患の診断や経過観察を行うものではなく、また医療の代わりとなるものでもありません。特に妊娠中の方や持病のある方は、医療従事者の助言を最優先してください。
健康レーダーのアクセス方法と管理
健康レーダーは、[私の健康状態]タブ、またはメニュー[≡]からアクセスできます。
健康レーダーを初めて設定する際、すべての機能が自動的に有効になります。いつでも、各機能をタップして、個別にオン/オフを切り替えたり、すべてをオフにしたりすることができます。
- 健康レーダーのすべての機能が無効になると、データのモニタリングが停止され、[私の健康状態]の評価は健康レーダーによるシグナルの影響を受けなくなります。
- 「血圧のシグナル」をオフにすると、過去のデータはすべて非表示になり、評価機能もオフになります。この機能を再びオンにすると、30日間の評価期間が最初から再開されます。
健康レーダー:短期的な負荷
症状レーダー
症状レーダーは、その日その日で体がいつもより多く負荷を感じている可能性を示す変化を探します。これをヒントに、必要に応じて休息と回復のバランスを整えることができます。
仕組み
症状レーダーは、平均体表温、呼吸数、安静時心拍数、心拍変動など、いくつかの生体情報をモニタリングします。この推定は、時間の経過とともに記録されたすべての生体指標の独自の組み合わせに基づいています。睡眠中に生体情報の変化が検知され、かつ睡眠データが利用可能な状況の場合、体に負荷がかかっている兆候が見られると、翌朝、[今日]タブに推定結果が表示されます。この機能を利用するには、過去14日間に少なくとも7日分の睡眠データが必要です。
緊張状態の兆候は、3レベルで予測されます。
- 兆候なし:生体情報に、体の緊張状態の兆候がありません。
- 小さな兆候:生体情報で、体の緊張状態の小さな兆候が表れています。
- 大きな兆候:生体情報で、体の緊張状態の大きな兆候が表れています。
緊張状態の小さな兆候や大きな兆候があると、Ouraアプリは休息と回復に重点を置くことを勧め、最も大きな変化を示している生体情報を表示します。必要であれば、休息モードを有効にし、アクティビティスコア、目標、すべてのアクティビティ・コントリビューターを一時停止することができます。休息モードを有効にしても、症状レーダーは指標のモニタリングを継続します。
トラブルシューティング
「調整中」または「睡眠データの欠落」と表示される場合:
- 十分なデータを収集できるように、夜間もリングを装着してください。症状レーダーが測定値を表示するには、過去14日間のうち少なくとも7晩分(前の晩を含む)の睡眠データが必要です。
「睡眠データが不足しています」と表示される場合:
- これは、Oura Ringが装着されていたにもかかわらず、何らかの原因でデータ収集が中断されたことを意味します。リングがゆるすぎたり、血流が制限される姿勢で寝ている可能性があります(腕がしびれている場合など)。別の指にOura Ringを装着してフィット感を高めたり、寝るときの姿勢を調整したりして、正しくデータを収集できるようにお気をつけください。
ずっと「計算中」と表示される場合:
- プロフィールの詳細が完全かつ正確であることを再度確認してください。詳細を確認するには、[≡]アイコンから、[マイプロフィール]にアクセスします。
留意事項
- 症状レーダーは、生体情報データの変化に基づいて、風邪やインフルエンザのような一般的な呼吸器疾患の初期兆候を探します。症状が現れる前に注意を促すように設計されていますが、必ずしも完璧ではありません。元気だと思っていても警告が表示されたり、警告が表示されずに体調不良を感じたりすることもあります。
- 緊張状態や病気に対する体の反応は人それぞれです。不確かな場合は、ご自身の感覚を信じて、必要に応じて休息モードをご利用ください。
- コンディションと症状レーダーは一部に同じデータを使用していますが、目的が異なるため、結果は常に一致するわけではありません。体に何らかの緊張状態があったり、高いレベルのアクティビティに反応し始めている時でも、コンディションスコアが必ず即座に下がることはありません。
- 症状レーダーは、既往症がある場合、最適に機能しないことがあります。
- また、妊娠は生体情報のベースラインに影響を及ぼすため、症状レーダーの正確性が低下する場合があります。
健康レーダー:長期的なパターン
夜間の呼吸
「夜間の呼吸」は、リングから得られるシグナルに基づき、睡眠中に呼吸の乱れがどの程度の頻度で発生しているかを30日間の推移で表示するウェルネス機能です。
仕組み
「夜間の呼吸」は、30日間の推移の中で、呼吸がどれだけ安定しているかを追跡します。7日分のデータが蓄積されると、現在進行中の期間における主要な呼吸パターンを確認できるようになります。
30日間の各期間の終了時に、複数の夜に呼吸パターンに顕著なばらつきが認められた場合は、[今日]タブに通知が表示されます。夜間の呼吸の表示からいつでもこれらの通知をオフにすることができます。
夜間の呼吸の評価は、[睡眠]の詳細画面、および[睡眠の健康]ハブで確認できます。
パターンの評価:
- 安定的:呼吸の乱れはほとんど、あるいはまったく認められません。夜間に体がしっかりと回復していると考えられます。
- 概ね安定:睡眠中に時折、呼吸の乱れが見られます。これはよくあることで、通常は心配する必要はありません。
- 不安定:これは、複数の夜に呼吸の乱れがあったと考えられます。生活習慣や最近かかった病気などが原因となっている場合もあります。日中の疲労感、朝の頭痛やいびきを伴う場合は、医療機関に相談することをお勧めします。
- 非常に不安定:多くの夜に、通常より頻繁に呼吸の乱れが発生していたと考えられます。特に、日中の疲労感、朝の頭痛、いびきを伴う場合は、注意したほうがよいかもしれません。このパターンが示す可能性について、医療機関と相談することをお勧めします。
関連する要因
詳細ビューでは、年齢、先天的性別、体重、アクティビティ、睡眠規則性、平均睡眠時間などの要因に関する傾向も確認できます。これらは、夜間の呼吸のアルゴリズムへの直接的な入力データではありませんが、表示されているパターンを理解する手がかりとなる場合があります。
連携ケアパートナー:ResMed(米国のみ)
米国のメンバーで、夜間の呼吸に不安定なパターンが認められた場合は、夜間の呼吸に関するOuraの連携ケアパートナーであるResMedの案内が表示されることがあります。ResMedでは、簡単な評価や健康的な睡眠をサポートするケアの選択肢など、次のステップを検討するための支援を受けることができます。
「夜間の呼吸」は、いかなる疾患の診断やモニタリングを行うものではなく、医療の代わりとなるものでもありません。ご自身の呼吸パターンに気になることがあっても、睡眠中の呼吸の乱れはよくあることであることをご承知おきください。不安がある場合は、医療従事者に相談することをお勧めします。
血圧のシグナル
「血圧のシグナル」は、30日間にわたる夜間のPPGデータのパターンをモニタリングし、血圧に関連するパターンを検出するウェルネス機能です。この機能は、実際の血圧(mmHg)を測定するものではありません。夜間のPPGシグナルのパターンを解析するものであり、血圧の数値を測定または表示することはありません。
注:妊娠インサイトを利用している場合、「血圧データ」機能は自動的に無効化されます。
仕組み
「血圧のシグナル」は、30日間の評価期間を用いてデータのパターンを分析します。注意を要するパターンが検出された場合にのみ、[今日]タブに通知が表示されます。パターンが検出されなかった場合、この機能は「積極的にモニタリング」という中立的な状態を維持しますが、結果は表示されません。ベースラインを構築するには、少なくとも15日分のデータが必要です。
測定対象や測定方法の違いから、「血圧のシグナル」の結果が医師の診断と異なる場合もあります。常にかかりつけの医療従事者の指示に従い、懸念事項がある場合は医師に直接相談してください。
関連する要因
詳細ビューでは、安静時心拍数、アクティビティ、睡眠時間など、関連する要因の傾向を確認できます。これらは、アルゴリズムへの直接的な入力データではありませんが、表示されているパターンを理解する手がかりとなる場合があります。
腕帯式血圧計による測定結果
腕帯式血圧計による測定結果は、血圧計の測定値を手動で入力するか、AppleヘルスケアやAndroidのGoogleヘルスコネクトからインポートできる個人用記録機能です。最も正確な測定値を得るために、精度が検証された腕帯式血圧計の使用をお勧めします。
妊娠インサイトを利用中の場合は、カスタマイズされた血圧入力画面が表示されます。
記録された測定値には、アメリカ心臓協会(AHA)の基準範囲(正常値、正常高値、高値)に基づいてラベルが付けられます。これらの測定値は、Advisorとチャットする際の参考情報として利用されますが、血圧シグナル、夜間血圧、およびOuraスコアには影響しません。
1回の測定値はあくまでその時点の状況を示す一例に過ぎません。最も有用な全体像を把握するためには、定期的に測定を行い、何か気になる点があれば医療従事者に相談することをお勧めします。
腕帯式血圧計による測定結果は、心臓の健康ハブで確認できます。また、記録された測定値は、血圧のシグナルと夜間血圧のどちらの画面にも表示されます。
血圧と妊娠
妊娠中の血圧の評価方法には、特に妊娠20週頃から出産後12週間にかけて、重要な違いがあります。自宅で血圧を測定し、最高血圧(収縮期血圧)が140を超える、または最低血圧(拡張期血圧)が90を超える場合は、合併症のサインである可能性があります。そのため、医師に連絡することをおすすめします。
連携ケアパートナー:Counsel Health(米国のみ)
Counselは、2026年6月16日より、Ouraラボにて米国のメンバー向けに順次展開されます。
Counsel Healthは、米国のメンバー向けにOuraラボで提供されているAIを活用した医療相談サービスです。「血圧のシグナル」の結果画面や「健康レーダー」ハブからアクセスでき、リングのデータや記録を確認できるAIドクターに、健康について詳しく相談することができます。詳しくはOuraラボをご覧ください。
以下のことを覚えておいてください
「血圧のシグナル」機能は、健康管理を目的としているため、いかなる疾患も診断または排除できません。妊娠中の方や心臓疾患をお持ちの方は、この機能のご利用に適さない場合があります。血圧のパターンについては、必ず血圧計で確認し、懸念がある場合は医療従事者にご相談ください。
