ストレスレジリエンスは、生理的なストレスへの耐久力と、時間の経過とともに回復する能力を推測するものです。 日中のストレスは1日の生理的なストレスの測定の一助となる一方で、レジリエンスは、日中と夜間にストレス負荷と回復をいかに効果的に均衡させているかの理解を促進します。 この機能は、有効なメンバーシップをお持ちの第3世代メンバーにご利用いただけます。
レジリエンスとは
「レジリエンス」機能の仕組み
「レジリエンス」の活用方法
留意事項
その他の情報
レジリエンスとは
Ouraは、 日中のストレスレベル、毎日の修復時間、および睡眠中の回復レベルから、ここ数週間のストレスと回復のバランスを見て、ストレスへのレジリエンスを判断します。
レジリエンスレベルは、特定の日に限らず、14日間の平均に基づく日中と夜間の生理的なストレスと回復のバランスが反映されます。 ストレスが健康に長期的な悪影響を及ぼさないようにするためには、このバランスが重要です。
回復はレジリエンスを決定づける重要な要素で、しっかりした回復システムにより、ストレスの多い状況を効果的に管理して、立ち直りできるようになります。
コンディションスコアは全体的な健康状態を示すもので、レジリエンスには一部のコンディション(心拍変動バランス、回復指数、安静時心拍数)が考慮されており、レジリエンスとコンディションは相互に関連しています。 このため、長期間コンディションスコアが高い場合には、レジリエンスレベルも上昇します。 一方で、1日だけ睡眠不足となりコンディションスコアが低い場合でも、レジリエンススコアには大きな影響がありません。
「レジリエンス」機能の仕組み
レジリエンスは長期的な指標のため、過去14日以内に5日間以上の完全なデータ(日中のデータと睡眠時間)が必要です。 新規メンバーの場合には、Ouraリングがパーソナルストレスとレジリエンスベースラインを確立してレジリエンスを推定するまでに、10日以上かかります。
レジリエンスレベルは、過去14日間に測定されたストレスと回復のコントリビューターを考慮して推測されます。
- 日中のストレス負荷:日中の心拍数、心拍変動、動き、体表温を使用して日中の生理的なストレスを測定します(Inside the Ring: Understanding Oura's New Daytime Stress Feature(英語)を併せてご覧ください)
- 日中の回復(修復時間とも呼ばれます)
- 夜間の回復:睡眠スコア、安静時心拍数、心拍変動バランス、回復指数を使用します
コントリビューターにはそれぞれレベルがあります。 日中のストレス負荷のコントリビューターは、低、中、高に分類されます。 日中の回復と夜間の回復のコントリビューターは、コンディションのコントリビューターと同様に、要注意、適切、良好、最適に分類されます。
「レジリエンス」の活用方法
レジリエンスは、数日から数週間かけて徐々に変化する長期的な指標です。 起床時に、毎日の更新情報を確認できます。
レジリエンスレベルは、ホーム画面のカードから、またはOuraアプリの右下にある[レジリエンス]タブをタップして確認できます。
レジリエンスレベルは5つのカテゴリに分類されます。
- 絶好調:生理的なストレスと回復のバランスが理想的です。
- 好調:最近の生理的なストレスと回復のバランスが好調であるため、体は今後の問題に対処するための備えが十分にできています。
- 普通:このところ生理的なストレスと回復のバランスが良いため、体は今後の問題に対処するための備えができています。 ただしストレスが高まった場合には、必ず十分な休養をとるようにしましょう。
- やや不足:何とか持ちこたえていますが、長期的には望ましいレジリエンスの状態ではありません。 生理的なストレスと回復のバランスを確認して、少々の調整で改善できるかどうかを確認しましょう。
- 不足:体が得ている回復と、最近の生理的なストレスのレベルとのバランスを取るために必要な回復との間に、明らかな差があります。
[レジリエンス]タブで、各レジリエンスコントリビューターの詳細や、データを可視化する2種類のレジリエンスグラフを確認できます。 レジリエンスコントリビューターのスコアをそれぞれ見ると、ストレスのバランスをとるためには回復の量と質のどこを改善すべきかわかりやすくなります。
傾向グラフは、過去数日間のレジリエンスの方向を示します。 グラフ上の点はそれぞれ、1日を表します。
マップグラフは、過去14日間のストレスと回復のバランスを示しています。 点は独立した1日を表しており、各レベルを長押しすると、その点がどのレジリエンススコアに該当するかを確認できます。
留意事項
- レジリエンスに関する最新情報を受け取るには、規則的に日中と夜間にリングを装着する必要があります。 リングが指にしっかり装着されていることを確認してください。リングが緩い場合は、日中の指標範囲に影響を及ぼすことがあるため、他の指で試してください
- レジリエンスは個人差が大きい指標です。またレジリエンスのレベルの変化は、季節要因によることもあります。 平均的に、レジリエンスレベルは月に2~3回変化することが見込まれますが、この回数は個人の生理機能とライフスタイルの習慣により異なります。 レベルと変化のどちらも、極めて個人的なものです
- 新規メンバーの場合には、レジリエンスレベルの表示に日中のストレスの計算が必要なため、これに10日以上要することがあります
- メンバーは、iOS 5.2.0以降、あるいはAndroid 5.2.0以降のソフトウェアバージョンを使用してください
その他の情報
Inside the Ring: Understanding Oura's New Daytime Stress Feature(英語)
Building Resilience: Improve Your Ability to Recover From Stress(英語)
Inside the Ring: Resilience(英語)
Rest & Resilience: The Role of Sleep in Stress Management(英語)
4 Ways Oura’s Resilience Feature Helps This Member Recover from Stress(英語)