Oura API v2に関するよくある質問については、こちらの記事をご覧ください。
Ouraの最高技術責任者(CTO)であるTeemu Kurppaは、2016年に数週間のうちにOura API v1を作成するという偉業を達成しました。 Oura API v1はその役目を終え、Oura APIを最も簡単で最も価値のあるウェアラブルAPIにするという、弊社ビジョンを実現するためアップグレードの時期が来ました。
2022年1月に、このビジョンに向けて、Oura APIのバージョン2(v2)をリリースしました。 Oura API v2は、最新のデータアーキテクチャを活用して、より強力なセキュリティ、より優れたスケーラビリティ、新機能、高性能、より多くのデータエンドポイントを実現します。
Oura API v2では、新しいデータエンドポイントを利用できます。 初期リリースでは、Oura API v1では利用できなかった、次の新しいデータスコープを追加します。
- 日中の心拍数(HR): 第3世代Ouraリングで測定できる日中の心拍数(HR)をOuraからユーザーエクスペリエンスに取り入れることができるようになりました。
- ワークアウト ユーザーがどのようにトレーニングとエクササイズを行っているかを把握するのに役立つ、拡張続けるトレーニングのリストに関する情報。
- セッション セッション中の生体測定の傾向など、ユーザーがOuraアプリでガイド付きおよびガイドなしのセッションにどのように反応するかの詳細。
- タグ タグには、アクティビティ、環境要因、症状、感情、およびOuraリングが測定した客観的なデータを超えて、ユーザーに何が起こっているかについてのより広いコンテキストを提供するその他の側面が含まれます。
Oura API v2データスコープの詳細については、APIドキュメントをご覧ください。
データアーキテクチャのアップグレードを段階的に完了すると、新しいデータスコープがOura API v2に順次追加されていきます。 最初のリリースの直後、睡眠とコンディションのスコープが追加されます。
Ouraリングとの連携が最も簡単で最も価値のあるウェアラブルにするため、常に改善を図っています。 新しいデータに加えて、Ouraデータを使った新しいユースケースを可能にする拡張機能も提供します。 最終的には、データのよりリアルタイムな配信を可能にするWebフックとサンドボックス環境を提供し、Oura APIとの連携のテストにOuraリングは必要なくなる予定です。
他にOura APIの改善案をお持ちの場合、 または開始するにあたってガイダンスが必要な場合は、 下記までご連絡ください。
2022年1月のOura API v2のリリースから少なくとも1年間は、Oura API v1をサポートする予定です。 v1からv2へのアップグレードに関する明確で簡単な方法を提供する予定です。 Oura API v2 ドキュメントをご覧になりAPI申請を記入して、始めましょう。
Oura API v1とv2の違い
Oura API v2は、最新のデータアーキテクチャを活用して、より強力なセキュリティ、より優れたスケーラビリティ、新機能、高性能、より多くのデータエンドポイントを実現します。
データエンドポイント
以下の表1は、Oura API v1とv2の主なデータの違いをまとめたものです。 詳細については、v1およびv2のAPIドキュメントをご覧ください。
データスコープ |
データエンドポイントの例 |
Oura API v1 |
Oura API v2 |
コンディション |
コンディションスコア コンディションスコアのコントリビューター |
〇 |
〇 |
睡眠 |
睡眠スコア 総睡眠時間 睡眠ステージ 心拍数(睡眠中) 心拍変動(睡眠中) 体表温の偏差 呼吸数(睡眠中) その他 |
〇 |
〇 |
就寝時間 |
理想の就寝時間帯 |
〇 |
近日公開 |
アクティビティ |
アクティビティスコア 歩数 MED 非活動 その他 |
〇 |
〇 |
個人情報 |
年齢 メール 身長 体重 |
〇 |
〇 |
心拍数 |
Ouraリング第3世代の日中HRを含む時系列心拍数データ |
× |
〇 |
セッション |
セッション中の心拍数と心拍変動の傾向 セッションの種類 セッションのタイミング |
× |
〇 |
タグ |
Ouraアプリで入力したタグ |
× |
〇 |
ワークアウト |
ワークアウトの種類 ワークアウトの時間 ワークアウトの強度 |
× |
〇 |
表1:Oura API v1とv2で利用できるデータスコープ
注:Oura API v2で利用可能な新しいデータをサポートするにはに、Ouraモバイルアプリを最新バージョンに更新する必要があります。
注:2022年1月のOura API v2のリリースから少なくとも1年間は、Oura API v1をサポートすることを予定しています。 v1からv2へのアップグレードに関する明確で簡単な方法を提供する予定です。
認証
Oura API v2は、v1と同じOAuthシステムを使用します。 既存のクライアントは、既存のキーでOura API v1とv2の両方にアクセス可能です。
Oura API v1とは異なり、Oura API v2のアクセストークンはリクエストヘッダーに追加する必要があり、クエリ文字列パラメーターとして含めることはできません。
今後の予定
弊社ビジョンは、Oura APIを最も簡単で最も価値のあるウェアラブルAPIにすることです。 このビジョンを実現するため、機能を継続的に改善し、利用可能なデータエンドポイントを追加する予定です。