デイタイム心拍数
デイタイム心拍数の使い方
エキサイティングなOuraのお役立ち機能についてご紹介していきます。デイタイム心拍数は、身体のリズムを24時間モニタリングする新しいテクノロジー。
デイタイム心拍数機能は、iOS、Androidに対応。Ouraリング 第3世代でのみご利用いただけるサービスです。
それではトピックごとに見ていきましょう。
•どんな機能?
•3つのエレメンツとは
•ご利用方法
•初期設定方法
•注意事項
デイタイム心拍数とは?
Ouraは毎日24時間、いつでも心拍数を記録することができます。リラックスタイム、活動時間、非活動時間など、日夜あなたの身体の様子をモニタリングします。デイタイム心拍数アカウントに、身体が発するさまざまなシグナルを分析し、色分けしてわかりやすく24時間間隔で表示します。覚醒時・睡眠時に関わらず、どの行動に対してどんな心拍数の変化があるかを区別しデータ化することが可能になりました。
ヘルステクノロジー分野の権威ある心拍数データ研究を用いて、あなたの睡眠パターン、日中の心拍活動のパターンを分析しデータ比較します。データが何を示すのか、わかりやすく表示する設計となっています。くわしくは「ご利用方法」をご覧ください。
•3つのエレメンツとは
デイタイム心拍数には3つのファクターがあります。:
24/7心拍数トラッキング&トレンドライン
Ouraは総体的にデータを解析。睡眠時の心拍数だけに注目しがちですが、ここに日中のデータを照合させることで24時間サイクルであなたの身体がさまざまなエレメントにどのような反応をしているのか、全体図が見えてきます。ホーム画面のデイタイムHRカードに加え、ナイトタイム心拍数変動データは睡眠と回復状況
タブからチェックできます。
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リアルタイム心拍数
Ouraは継続して身体のコンディションをモニタリングすることができます。心拍数をアニメーショングラフィックを用いてリアルタイムで表示します。リアルタイム心拍数についての詳しい情報はこちらをご覧ください。
リカバリータイム
業界最先端の睡眠と回復のバランスの測定機能を、覚醒時間とリカバリータイムの分析にも採用。いつどのような時に身体がリラックスした状態にあるのかを把握できます。こちらの記事「リカバリータイムとは」で、この機能がいかに重要であるかを詳しく説明しています。
デイタイム心拍数のしくみ
Ouraは第3世代リングに搭載されたグリーンのLEDで、5分ごとに日中の心拍数を測定します。バッテリーをセーブし同時に精度を上げるため、たとえば激しい運動をしていない時、体温の変動が激しくない時など、 Ouraが計測に最適なコンディションだと検知した時のみ心拍数を測定します。「激しい運動をしていない時」というのは、デスク仕事をする、立ち止まる、食卓で席に着く、といったシチュエーションを指します。だからといって、この時意識して動きを止める必要はありません。皮膚温が極端に低いと、Ouraが正確な心拍数を測定できない場合があります。 屋外にいる時や屋外であってもあたたかい服装を着用している場合には、こういった問題は生じにくいと考えられます。
心拍数の測定に最適なコンディションだと検知すると、Ouraは継続して1分間測定を行います。この1分間の測定データは、デイタイムHRグラフやトレンドラインに反映されます。 グラフとトレンドラインの真下に、直近の心拍数データ(BPM—1分あたりの拍動)を表示します。
注意:バッテリー寿命をセーブしつつできるだけ収集データの精度を上げるために、Ouraは反映する価値のあるデータだけ(割合にすると75%程度)を抽出します。この影響として、デイタイムHRグラフやトレンドライン、 BPM値の表示が最長30分ほど更新されないことがあります。
デイタイム心拍数の使い方
ステップ 1:はじめに
第3世代を入手したばかりでまだデイタイムHR機能を使ったことがないという方 は、ホームタブのオンボーディングカードをご覧下さい。デイタイム心拍数についての簡単な説明があります。また、24時間いつでも心拍数を記録できるOuraの新機能追加により可能になったリカバリータイム、リアルタイムHR測定機能についても解説しています。
ステップ 2:さっそく使ってみましょう!
初日以降、あなたの24/7心拍数はHome タブの専用カードに記されます。「アクティビティ目標への進捗状況」の下に位置しています。ホーム画面に、深夜0:00からの当日の拍動パターンスナップショットが表示されます。ここに直近の心拍数値(BPM)も表示されます。デイタイムHRホームカードを閲覧中に、リアルタイム心拍数が反映されることもあります。リアルタイムHRについてくわしくは、こちらの記事をご参照ください。
データをさらに詳しく解析
デイタイムHRホームカード画面をタップ(どこでもよい)して、グラフ全体とトレンドライン、その詳細を表示させます。.グラフの下部分の24時間のタイムライン(X軸)は深夜0:00から翌0:00までの時間帯を指します。グラフ横に縦に記されている値(Y軸)はBPM (1分あたりの拍動)を示します。この詳細表示画面では他にもさまざまなデータをチェックできます。(1)リカバリータイム(トータル時間総計)、(2)睡眠時のHR間隔(最低値~最高値)、(3)デイタイムHRの最低平均値。
デイタイムHRグラフの詳細
• 横に伸びるバーは(色は関係なく)30分ごとの間隔を示します。心拍数間隔は30分間のフレームで測定されます。この値は縦に伸びるバーの長さで示されます。縦のセグメントに中断箇所がある場合は、Ouraがその30分間のあいだに複数の心拍数間隔情報を検知したということになります。
• 左から右に伸びる白のトレンドラインは、Ouraが検知した心拍数の上昇データの 平均値を示します。睡眠の心拍数間隔は青で、覚醒時の心拍数間隔はグリーンで示されます。その他のデイタイムのデータはグレーで表示されます。
• 条件がそろえば、心拍数をリアルタイムでチェックすることも可能です。これは点滅するハートのアイコンとグラフ上の関連データで確認できます。
• デイタイムHRグラフを左方向にスワイプすると、前日から24時間の心拍数データを見ることができます。
さらに詳細をチェック
グラフ(どこでもよい)をタップすると、さらに30分ごとに分割してデータの詳細をピンポイントで確認できます。細い縦の青い線が表示されます。これをホールドしながら各データセグメントの間をドラッグすると、その時間帯・測定日の正確な心拍数間隔がわかります。
3つのコアメトリックス (リカバリータイム、睡眠中、デイタイム)のいずれかをタップしグラフを拡大してデータの詳細をチェックします。
• リカバリータイムをタップして起床時刻から深夜までのタイムラインを表示させます。このタイムラインの緑のセグメントを見ると、日中のどの時間帯に最も回復したのかを把握できます。回復に費やした時間がどの時間帯に集中しているかを知ることで、いつ自分の身体がリラックスしているか、回復のプロセスを踏んでいるかを把握することができるのです。また同時に、どの時間帯に最も活動的であるかも知ることができます。「もっとくわしく」を選択し詳細をチェックするか、こちらの生地リカバリータイムとはをご参照ください。
• 睡眠をタップして夜間(入眠から起床まで)のコンディションをグラフでチェックします。前夜の最低心拍数は白いドットで表示されます。
「もっとくわしく」を選択し睡眠パターンを詳しく見ていきます。ヘルスサイエンスの信頼できるデータに基づくデータとあなた個人のデータとを比較して分析することができます。
• デイタイムをタップして、覚醒時間のデータを見ていきます。このグラフは起床少し前から深夜までの時間帯もカバーしています。.その日の最低心拍数は白いドットで表示されます。
「もっとくわしく」を選択しデイタイムの心拍数の変動を詳しく見ていきます。ヘルスサイエンスの信頼できるデータに基づくデータとあなた個人のデータとを比較して分析することができます。
• スクロールして睡眠時とデイタイムの心拍数データ例を閲覧できます。この時自分の曲線データを画面上にピンでとめておくと、比較しやすくなります。
Ouraのデータ例と自分の心拍数曲線が著しく異なる場合はどうしたらいいでしょうか?
データサンプルとあなたの心拍数データが異なるのはよくあることです。心配することはまったくありません!「平均値」といわれるデータとあなた個人のデータの傾向が重ならないのは想定内です。グラフを見てデータサンプルの中から自分のデータに一番近いものをピックアップしてみてください。それでもマッチデータが見つからない場合は、自分自身の毎日のパターンの変化に注目していきましょう。
いくら信用できる参考データがいうところの平均値とマッチしなくても大丈夫です。もっと重要なのは、自分自身の睡眠時やデイタイムの心拍数曲線がパターン化しているかどうかです。健康上問題がなく元気だと感じていればそれでいいのです。もしもパターンが決まらず不安定で、全体的にみて気分や集中力が日によってムラがある場合は、タグ & トレンドをチェックしてみましょう。タグ & トレンドを並行して使うことで、どんな習慣やアクションが睡眠や回復のパターンに影響を及ぼしているかを知ることができます。
注意
• デイタイムHR はOura第2世代リング、またそれ以前のジェネレーション製品ではご利用いただけない機能です。ご了承ください。.旧バージョンから第3世代にアップグレードした場合、デイタイムHRの値には旧モデルで収集したデータは反映されません。
• デイタイム心拍数は、2022年初頭に第3世代リングに搭載される予定のワークアウト心拍数とは異なります。リングを装着して運動した時にトレーニング心拍数の記録をしなかった場合にも、デイタイムのグラフに心拍数データ自体は反映されますが、これは実際の トレーニング心拍数を参照した値ではなく正確性に揺れが出るため、トレンドラインにギャップが生じる可能性があります。トレーニング心拍数がリリースされ第3世代で使用可能になった時に、運動中この機能を忘れずに使うと、収集されたデータは他の活動時間(リカバリータイム、睡眠タイム、デイタイム)と共にデイタイムグラフに自動的に反映されます。
• 動きが過度に激しすぎる場合、体温が低すぎる場合には、Ouraが心拍数の測定に適切ではないと判断し、長時間デイタイム心拍数データを収集しないことがあります。これで生じるギャップはグラフ上に空白または点線といった形であらわされます。
• 昼寝時間が検知されると24時間デイタイムグラフに睡眠(青)で表示されます。